管理人のyamato(@YamatoHlb)です。
介護用品、福祉用具の営業経験があるyamatoなのでたまにではありますが、自分の経験を活かしたお話もできたらと思います。
今回は介護ベッドについてです。
介護ベッドは借りるべきか?思い切って買ってしまうべきか?悩むところではあるかと思いますが僕の個人的な意見としては借りる方が明らかにお得だと思います。
というか、買ってしまうのは損だと思います。
一昔前の介護保険でのレンタル制度のない時代だと買っていたお宅も多いようですが、介護ベッドをレンタルすべき理由を営業経験談を交えながらお話ししていきますので、最後までお付き合いよろしくお願いします。
介護ベッドが必要な人とは?
そもそも介護ベッドが必要な人とはどういった人でしょうか?
具体的な例で言えば、
- 筋力低下があり電動ベッドのモーター機能がないと寝起きの動作が行えない人
- 片麻痺がありベッド柵がないと体が起こさない人
- 基本的に寝たきりで介助の手が必要な人(介護する側の負担軽減の為)
等が主な介護ベッドが必要な対象になります。
自費対応のベッドをどのレンタル業者も用意しているので、要介護1や要支援1・2の方でも介護ベッドを借りることは可能ですよ。
どんな状態だと介護ベッドが必要か?
介護ベッドが必要な方は布団からでは寝起きが大変な人、寝返りや起き上がりができない人、オムツ交換が必要な人などです。
布団では立つのが大変な人の場合、自分の立ち上がりのしやすい高さに調整することのできる介護ベッドであれば、立ち上がりが安心して行えます。
寝返りや起き上がりが大変の場合、ベットのギャザアップ機能を駆使したり付属のベッド柵を活用することで動作の容易性が確保できます。
オムツ交換や清拭が必要な場合、ベッドが低いとどうしても介護者の腰部の負担が大きいですが、介護ベッドの昇降機能を活用することでその負担はかなり軽減できます。
介護ベッドは誰でも借りれるのか?
原則要介護2以上との決まりはありますが、市の認定調査時に起き上がり、寝返りの項目が『できない』となっていれば借りれますし、主人医の意見書に介護ベッドが必要な理由が謳って有れば特例として介護保険で借りることが可能です。
また自費対応のベッドを最近では1,000〜2,000円で福祉用具のレンタル業者が用意していますので、各社により規定はあれど借りることは可能でしょう。
介護ベッドを買うと損なのか?
僕は介護ベッドは買うと損だと考えています。
そして介護ベッドは買うと損だと考える理由、つまり介護ベッド購入によるデメリットは以下の3つがあります。
- 処分に困る
- 修理に費用がかかる
- マットレスが選べない
それぞれ解説します。

介護ベッドの処分に困る
ちゃんとした大手メーカーの介護ベッドはそこそこの金額です。
モーター数にもよりますが約30万はします。
それなのに使う期間は分かりませんよね?
人によって介護ベッド使用後も長生きする人もいますが、短い人だと半年とかでご逝去される方もいます。
そう考えると、半年の為に『30万近く支払ったのにー」と思うこともあるでしょう。
それに使わなくなった時、いずれ家族の誰かが使うかもと思っても、大き過ぎて置いておく場所もなければ運び出すことも大変ですよね。
処分しようにも自治体によりますが、処分費もなかなかの金額がかかるようです。
介護ベッドの修理に費用がかかる
介護ベッドは大方モーターがついていてリモコン操作で可動します。
ですので使用していれば、モーターの基盤の故障もあり得ますし、配線の断線もたまにあります。
それだけでなく機械ですので、リモコンの接触不良等の場合はパーツだけ取り寄せての交換が可能かもしれませんが、モーターの基盤が故障したとなれば修理代もなかなかの金額がかかってしまうでしょう。
介護ベッドを買うとマットレスが選べない
普通の人は硬めのマットレスが動きやすいですが、ベッドを使用する人により必要なマットは変わってきます。
恐らく介護ベッドの購入時に勧められるのがベッドメーカーの標準マットレスです。
サイズが合ったものを使うべきですし、ある程度動ける人ならそれでも問題はありません。
しかし先ほども話したようにベッドの使用者の身体状態により必要なマットレスも異なります。
ベッド上で過ごす時間が長ければ長いほど厚みがあり柔らかいマットレスやエアマットが必要です。
そうなった時また買い足すのはあまりにお金がもったいないですよね?
まとめ
以上のことから介護ベッドに関しては購入してしまうのではなく、レンタルの方が良いと考えられます。
まとめるとレンタルの方がお得なワケは以下の通りです。
- 処分に困らない
- 交換・修理が無償
- マットレスが自由に選べる
まだ介護保険を申請できない障害のある方だと生活補助用具のような助成を利用して購入することにはなりますが、それ以外の方はレンタルがおすすめです。
以上で今回はおしまいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。