管理人のyamato(@YamatoHlb)です。
僕はコーヒーは中高校生くらいからブラックばかり飲んでます。
先日友人が僕の勧めたコーヒーメーカーを購入し、美味くてたくさん飲んだら体調を崩してしまったようです。
コーヒーは適量を飲めばメリットをたくさん与えてくれるため、毎日活用したい飲み物です。
しかし、飲みすぎるとデメリットもたくさんあるというのも事実。
それでは具体的に、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
コーヒーに含まれる成分とともに解説していきます。
そもそもコーヒーとは?

そもそもコーヒーって何なの?って聞かれて意外と明確には答えられない人が多いのではないでしょうか?
ここではそんな方のためにコーヒーの概要や、日本におけるコーヒーの歴史をご紹介します。
コーヒーの概要
コーヒーとは、「コーヒーノキ」の種子を焙煎して挽いた粉末から、水またはお湯で抽出した飲料をさします。
コーヒーノキの果実は赤く、花は白色です。酒やお茶よりも歴史は浅いものの、今や世界中で多くの人に愛飲されています。
名前の由来は『カフア:qahwa』でありこれはアラビア語です。
元来カフアとはワインのことを指して使用されていましたが、コーヒーにはワインと同じように覚醒作用があったため、コーヒーがカフアと呼ばれるようになりました。
コーヒーの成分の内、もっとも有名で注目すべきはカフェインです。カフェインとはアルカロイド(窒素を含む天然由来の有機化合物)の一種で、興奮・解熱鎮痛・利尿などの作用があると医学的に証明されています。
結晶のカフェインは「無水カフェイン」と呼ばれており、栄養ドリンクや風邪薬などの成分表に、まれに表記があります。
日本のコーヒーの歴史
日本にコーヒーの文化が伝わったのは江戸時代前半。なのでその歴史は300年程度であり、世界的に見れば10世紀頃から飲まれていたとの文献があることを踏まえると、そんなに長くはありません。
ですが、インスタントコーヒーを開発したのは日本人であるという事実は意外と知らない方も多いかもしれません。
1899年、加藤サルトリ博士が真空乾燥法によるインスタントコーヒーの生産に成功したのです。
公になっていないのはジョージ・ワシントンがその4年後の1903年に別の生産方法で特許を取った為だとか。
コーヒーの主成分はカフェイン
コーヒーと言えば豊富なカフェインによる覚醒作用が有名ですよね。
代表的なところで言うと、「コーヒーで夜中の眠気覚ましに」とか「コーヒーを朝のスッキリ目を覚ます」とか「食後のコーヒー」だとか。
それぞれみなさんさまざまなタイミングでコーヒーを飲みますよね?
ほんの一例ではありますが上記のタイミングは「夜中眠らない為に」、「朝の脳を起こす為に」、「食後の眠気防止に」といったように、あまり意識してコーヒーを飲んではいませんが、カフェインによる覚醒作用を当たり前のように頼っているんですよね。
コーヒーの適量
コーヒーには多くのカフェインが含まれています。
カフェインは身体にメリットが多いという詳細は次の項目で話しますが、その分デメリットもあるために過剰摂取は危険です。
どの程度を適量と考えるべきでしょうか?
コーヒーを効果的に飲むために知っておくべきことがあります。
それはコーヒーは品種や飲み方によってカフェイン量が大きく変わるということ。
例えばインスタントコーヒーはドリップコーヒーの半分しかカフェインが入っていないのです。
また、コーヒー以外の紅茶や緑茶は意外にもカフェイン量が豊富なので、紅茶を2杯飲むとほぼインスタントコーヒー1杯分のカフェインを摂取することになります。
コーヒーを飲むメリット

コーヒーを適量摂取した場合のメリットをご紹介します。
コーヒーと言えばカフェインと思いがちで、どうしてもその覚醒作用に目が行きがちですが、その他にも多くのメリットがあります。
割とすぐに実感できるものから、あまり伝わりにくい効果までさまざまですが、コーヒーのメリットは大きく以下の7つがあります。
- 脳の活性化
- 身体能力の上昇
- 整腸作用・胃の消化補助
- リラックス効果
- 脂肪の分解
- ニキビ予防
- むくみの解消
それぞれ解説していきます。
脳の活性化
一発目から結局カフェインです。
覚醒作用とよく言いますがこれには理由があり、カフェインは人体においてアデノシン(神経を鎮める物質)が受容体に結合するのを防ぐため、結果的に神経がたかぶるのです。
神経がたかぶると脳が活性化するため、
- 眠気防止
- 集中力UP
- 思考力UP
といったメリットを期待できます。
なのでこうして朝から記事を書く際は僕もコーヒーが手放せません。
身体能力の上昇
コーヒーに含まれるカフェインが血中の脂肪酸濃度を高めるため、アスリートの間でもコーヒーは人気の飲み物のひとつなのです。
その脂肪酸は筋肉を持続的に運動させるためのエネルギー源となるのです。
また、カフェインによって脳が活性化するとアドレナリン(神経を興奮させる物質)が分泌されやすくなり、運動能力が向上します。
特に長距離走やサイクリングなどのスポーツをしている人には、コーヒーが最適です。「合法的ドーピング」と言われるほどの効果が期待できますよ。
整腸作用・胃の消化補助
コーヒーにはオリゴ糖の一種「コーヒー豆マンノオリゴ糖」が含まれています。
オリゴ糖は善玉菌の餌となる物質であるため、コーヒーによってオリゴ糖を摂取すれば、善玉菌が増えて腸内環境が整います。
ただし、ドリップコーヒーではコーヒーの残りカスの部分にオリゴ糖が含まれてしまう為、整腸作用は望めません。
一方インスタントコーヒーであれば豊富にコーヒーオリゴ糖が含まれているため、整腸作用を得たい人はインスタントコーヒーをお勧めします。
コーヒーは胃を荒らすと言われている一方で、食後に飲むと消化を促進すると言われています。
胃の消化に関して正式な文献は見つかりませんでしたが、以下の理由から関係性がある可能性は高いと考えられます。
- コーヒーを摂取すると胃電気活動が優位に活発化する
- クロロゲン酸は胃酸分泌作用を有すると報告されている
研究結果によると、カフェインレスコーヒーでは胃電気活動が活発化しませんでした。逆を言えば、「コーヒーが胃の消化を補助できるのは、カフェインが入っているからである」と考えられます。
また、クロロゲン酸は先ほど紹介した血糖値を下げる作用の他に、「胃酸分泌を促進する」という作用もあると報告されています。カフェインではなくてクロロゲン酸が関係しているので、例えカフェインレスコーヒーでも胃酸分泌は促進されることは覚えておきましょう。
参考:「コーヒー摂取が胃運動および自律神経活動に与える効果の検討」
リラックス効果

コーヒーは神経を興奮させるのに、今度はリラックス効果もあると言われると矛盾しているように感じる方もいるかもしれません。
ですが飲んで興奮する以前に、コーヒーの「香り」からリラックス効果が期待できます。
コーヒーを飲んでほっと一息。なんて表現されるのは、あの独特の香りに人をリラックスさせる作用があるためです。
紅茶の香りでリラックスするのと同じように、コーヒーもリラックスするのに適した飲み物なのですね。
それでいてカフェインにより頭はすっきりしますから、仕事中の息抜きにぴったりです。
ニキビ予防
先程から何度となく登場しているクロロゲン酸はポリフェノールの1種であり、活性酸素の働きを抑制する作用(抗酸化作用)があります。
その為、ニキビができる大きな原因の1つである活性酸素による皮膚細胞のダメージをクロロゲン酸が抑制することでニキビ予防が期待できるのです。
さらに、クロロゲン酸には強い抗菌消炎能力があります。つまり、お肌を清潔に保ち、ニキビの炎症を抑える力があるクロロゲン酸を摂取することで、ニキビ菌が繁殖しにくい肌環境を整えつつ、今あるニキビの炎症を抑えることができるのです。
コーヒーを飲むとニキビができやすくなるという話も耳にしますが、僕はそんな経験はありませんでした。
恐らくそれは微糖コーヒーやカフェオレから余分な砂糖や脂肪分を一緒に摂取するためでしょう。
美肌効果を十分に得たいのであれば、できるだけ無糖コーヒーや少しミルクを足しただけのコーヒーを飲みましょう。
むくみの解消
コーヒーに含まれているカフェインには、利尿作用があります。
利尿とは尿の出を良くすることなので、余分な水分や老廃物が尿として排泄され、結果的にむくみの解消に繋がります。
そもそもむくみとは、体内の水分バランスが崩れ、過剰に水分が蓄積されてしまった状態。利尿作用によってその過剰な水分が出ていけば、むくみは解消されるのです。
まとめ
今回はコーヒーを飲むメリットにフォーカスしてお話をしてきました。
「コーヒーの適量」の項目でもお伝えしましたが、コーヒーは品種や飲み方でカフェインの摂取量が異なるので注意が必要です。
ちなみに美味しくコーヒーを飲むのに欠かせないのがコーヒーメーカーだと思うので、興味のある人は読んでみて下さい。

コーヒーのメリットが多いのは事実ですが過剰摂取はあなたの身体を壊してしまうので、メリットを十分に得るためにも、やはり『適度な量を毎日継続的に飲む』ことが大切です。