管理人のyamato(@YamatoHlb)です。
僕はiPhoneユーザーです。気がついたら高校時代にiPod miniに出会ってからかれこれ10数年のお付き合いです。
何気なくiPhoneを使っていると、突如「iCloudストレージの空き領域が不足しています」と表示されることがあります。
突然こんなメッセージが表示されると、「大事な写真とか頑張ってきたゲームアプリを消すしかないのか?」あるいは「課金するしかないのかな?」と心配になる人も多いのではないでしょうか?
iPhoneユーザーだけど機械に疎い人でも分かるように今回はこのメッセージの意味と、対処方法をご紹介します。
iCloudとは
そもそもiCloudとは何なのでしょう?
iCloud自体はAppleが提供しているサービスで、クラウド上のデータ保存できる場所という認識で大丈夫です。

iCloudが利用できる人
主にMacやiPad、iPhoneなどのApple製品ユーザーの人。
※ただしWebブラウザーでのアクセスによって、Apple製品以外からも一部機能を利用可能です。
iCloudの利用料金(税込)
- 無料(5GBまで)
- 130円(50GBまで)
- 400円(200GBまで)
- 1300円(2TBまで)
※200GBと2TBのプランは、iCloudストレージの容量を、家族全員で共有可能となっています。
iCloudの特徴
Apple製品での利用を基本としており、Apple製品間での同期が非常にスムーズです。
同期のスピードが速く、かつ自動的に同期されます。iPad、iPhoneのシステム全体の自動バックアップ先にも設定できる、唯一無二のクラウドストレージサービスです。
iCloudの容量が少なくなると通知が出る理由
「iCloudストレージの空き領域が不足しています」というメッセージが表示される理由についてです。
このメッセージが出る理由は、iCloudの容量不足が原因で各種データの保存が設定した通りに行えないからです。
ですが、「空き領域が足りなくなるようなことをした覚えはない」という人もきっといると思います。
そこで、よくある「うっかりiCloudの空き領域を不足させてしまっている主たる原因の例」をご紹介します。
よくある原因1:iCloudに大量の写真や動画を保存してしまっている
iCloudには写真や動画を保存できる「iCloudフォトライブラリ」という機能があります。
この機能を無意識のうちにONにして、iPhoneに保存している大量の写真や動画がiCloudにアップロードされ、容量を圧迫してしまっていた……というケースはよくあります。
よくある原因2:iPhoneのシステムのバックアップが大きく容量を圧迫している
iPhone自体を初期化したり新規購入したりした場合でも、簡単に今までの環境に復元できるよう、iPhoneにはシステム全体をバックアップする機能が備わっています。
これは、iTunesで手動で行うほかに、iCloudを使って定期的に自動で行うことが可能となっています。
PCを持っていない人でも煩わしいバックアップの操作が必要ないので、非常に便利ではあります。
しかし、iPhoneの大容量化に伴って、バックアップの大きさも増大しているのですが、この事に伴って容量不足の原因になることが多いです。
よくある原因3:iCloud Driveに大きなデータを保存しているアプリがある
写真や動画、iPhoneのバックアップ以外に、iCloudには各種アプリのデータを保存できるiCloud Driveという機能もあります。
例えば、音楽や動画などの大きめのデータを編集するアプリが、いつの間にかiCloud Driveにデータを保存しており、容量を占有していた……といったケースが時折あります。
知らず知らずのうちに自分自身でiCloudの容量を圧迫していることは割と誰でもやってしまう事ですので、メッセージが表示された時には一度上記のよくある原因に当てはまらないか確認してみてくださいね。
「iCloudストレージの空き領域が不足しています」と表示されるとどんな問題がある?

iCloudの容量が不足していたら、どんな問題が出てくるでしょうか?
まず思い浮かぶのが単純に写真や動画や音楽の保存ができなくなることでしょうかね?
ですが、1番大きいのは「iPhoneのシステムを直前の状態に復元できなくて困る」というリスクが増大することではないかと思います。
「iTunesにiPhoneのシステムのバックアップはしておらず、iCloudへの自動バックアップで安心しているつもりだった。しかし、いざiPhoneが故障したので初期化した、または買い換えたときにiCloudからシステムを復元しようとしたら、バックアップがなかった。もしくは復元できたのが随分前のバックアップデータで、ここ最近のデータが消えてしまった……(泣)」
といったアクシデントに遭遇する可能性が高まるのです。
「iCloudストレージの空き領域が不足しています」と表示されたときの解決方法
それでは「iCloudストレージの空き領域が不足しています」と表示されたときは、どうすれば良いのでしょうか?
いくつか解決案がありますのでご紹介しますね。

解決方法1:放置する
iCloudに画像や動画などを保存したり、iPhoneのバックアップを保存したりする必要がなければ、「気にしないで放置する」というのも1つの手です。
しかしこれにはデメリットがあります。
そのデメリットとは、写真・動画のファイルなどがこれ以上iCloudへ保存できないままになる点、「iCloudストレージの空き領域が不足しています」というメッセージが表示され続ける点のの2点です。
このうちメッセージが表示され続ける問題については、、iCloudへの各種データの保存を無効化することで回避できます。
「設定」 > [自分の名前] > 「iCloud」を開き、「iCloudを使用しているApp」をすべてオフにすることで、表示されなくなります。
解決方法2:iCloudに保存するデータを取捨選択する
これはiCloudの使用をオンにするデータを絞り、クラウドに保存しておきたいデータを調整しよう!という解決策です。
これならば一定の空き領域を確保しつつ、今の容量でiCloudを利用し続けられる可能性があります。
「設定」 > [自分の名前] > 「iCloud」を開き、「iCloudを使用しているApp」でオン / オフの設定をすることで、iCloudに保存するデータを取捨選択することができます。
特に写真や動画などは、iCloud以外のサービスでも自動での保存が可能です。
このあたりを中心にオフにすると良いでしょう。
iPhoneのシステムのバックアップは、iTunesで行うこともできます。
どうしても容量の不足が厳しい場合はiTunesで手動でバックアップするようにして、iCloudへの自動のバックアップを無効にするのもアリだと思います。
手動で行うことになるので、手間は増える点は覚悟しておいてくださいね。
iTunesでのバックアップの取り方はApple公式サイトをご覧下さい。
解決方法3:追加容量を購入する
手間要らずという点ではお金での解決が1番ラクです。
冒頭の表の通り、無料の5GBの400倍にあたる2TBが月額1,300円で利用できます。Dropboxが1TBで月額1,000円ですから、類似のサービスと比べてもコストパフォーマンスは悪くない方だと思いますよ。
容量の購入は、「設定」 > [自分の名前] > 「iCloud」>「ストレージを管理」>「アップグレード」から行えます。
まとめ
以上がiCloudのストレージ問題になります。
「iCloudストレージの空き領域が不足しています」
このメッセージが出てももうこれで焦る必要はないですね。
ここまででご紹介した通り、解決策はいくつかあります。自分の使用状況や使用用途に合った方法で、「iCloudストレージの空き領域が不足しています」メッセージを解決してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。