管理人のyamato(@YamatoHlb)です。
今回はバロンドール受賞者についてまとめていきたいと思います。
近年のサッカー界では圧倒的な成績を修め続けてきたクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシ。
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その2人がここ10年に渡って独占し、凌ぎを削り合ってきた同賞ですが、バロンドールってどういう意味?ってところから歴代受賞者までご紹介していきたいと思います。
バロンドールとは?
バロンドールはフランス語で“Ballon d’Or”と表記されます。
バロンドールという賞は、フランスのサッカー専門誌『フランスフットボール』が1956年に創設したヨーロッパの年間最優秀選手賞です。
バロンドールは黄金の球という意味があり、受賞者にはサッカーボールをかたどった黄金のトロフィーが授与されます。
バロンドールの歴史
元々は上記のフランスフットボールにより選定された候補者の中から、サッカー記者の投票により受賞者を決めていました。
受賞者はそれまで欧州の選手のみでしたが、1995年からはUEFAに所属するクラブチームの選手、2007年には対象選手が全世界の選手となっています。
2010年には「FIFA年間最優秀賞」と統合され「FIFAバロンドール」となりましたが、2016年には独自の賞に戻っています。
バロンドール歴代受賞者
開始が1956年とこれまた歴史が長い為、私の独断と偏見により、当時の所属と合わせて1993年から紹介していきたいと思います。
年度 | 選手 | 所属クラブ | 国籍 |
1993 | ロベルト・バッジォ | ユヴェントス | イタリア |
1994 | フリスト・ストイチコフ | バルセロナ | ブルガリア |
1995 | ジョージ・ウェア | PSG-ACミラン | イングランド |
1996 | マティアス・ザマー | ドルトムント | ドイツ |
1997 | ロナウド | バルセロナ–インテル | ブラジル |
1998 | ジネディーヌ・ジダン | ユヴェントス | フランス |
1999 | リバウド | バルセロナ | ブラジル |
2000 | フィーゴ | バルセロナ-R・マドリー | ポルトガル |
2001 | マイケル・オーウェン | リバプール | イングランド |
2002 | ロナウド | インテル-R・マドリー | ブラジル |
2003 | パヴェル・ネドベド | ユヴェントス | チェコ |
2004 | シェフチェンコ | ACミラン | ウクライナ |
2005 | ロナウジーニョ | バルセロナ | ブラジル |
2006 | カンナバーロ | ユベントス-R・マドリー | イタリア |
2007 | カカ | ACミラン | ブラジル |
2008 | C・ロナウド | マンチェスター・U | ポルトガル |
2009 | リオネル・メッシ | バルセロナ | アルゼンチン |
2010 | リオネル・メッシ | バルセロナ | アルゼンチン |
2011 | リオネル・メッシ | バルセロナ | アルゼンチン |
2012 | リオネル・メッシ | バルセロナ | アルゼンチン |
2013 | C・ロナウド | R・マドリー | ポルトガル |
2014 | C・ロナウド | R・マドリー | ポルトガル |
2015 | リオネル・メッシ | バルセロナ | アルゼンチン |
2016 | C・ロナウド | R・マドリー | ポルトガル |
2017 | C・ロナウド | R・マドリー | ポルトガル |
2018 | ルカ・モドリッチ | R・マドリー | クロアチア |
2019 | リオネル・メッシ | バルセロナ | アルゼンチン |
2020 | 受賞者なし | ||
2021 | リオネル・メッシ | バルセロナ-PSG | アルゼンチン |
2020年はコロナ禍によりリーグ戦を切り上げてしまった国もあったりした為、「バロンドール受賞者なし」となりましたが。
後述しますが、もし授賞式があったら恐らくバイエルン・ミュンヘン所属のロベルト・レヴァンドフスキ選手だったでしょう。
上記のようにここ10年間はリオネル・メッシとC・ロナウドの2人がほぼ独占しています。
2018年FIFAワールド杯で母国クロアチアを準優勝に導く活躍を見せたモドリッチが受賞した時はいよいよこの2人の時代も終焉かと思われました。
しかし賛否両論あれど、結局2019年、21年も同賞にはリオネル・メッシが輝きましたね。
バロンドール最多受賞者
最多受賞者はリオネル・メッシで、2009〜2012年の4回連続を含む7度の受賞を果たしています。
ちなみに19年まではC・ロナウドとリオネル・メッシが受賞回数では最多タイ5回で並んでいましたが、受賞者なしとなったシーズンを挟んで連続受賞となったメッシが頭ひとつ抜けちゃいましたね。
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バロンドール複数回受賞者
5回 C・ロナウド(2008,13,14,16,17)
3回 ヨハン・クライフ(1971,73,74)
3回 プラティニ(1983,84,85)
3回 ファン・バステン(1988,89,1992)
2回 ディ・ステファノ(1957,59)
2回 ベッケンバウアー(1972,76)
2回 ケビン・キーガン(1978,79)
2回 ハインツ・ルンメニゲ(1980,81)
2回 ロナウド(1997,2002)
史上初のバロンドール受賞者なし
2019-20シーズンはご存知の通り新型コロナウイルスの感染拡大によりシーズンの終了が各国ずれたり、異様なシーズンとなりました。
東京オリンピックやEURO2020が延期となるなどスポーツ界でも多大な影響が出ましたね。
フランスがリーグ戦を切り上げてしまったりした関係もあり、19-20シーズンはバロンドール投票及び授賞式は行われないこととなりました。
クラブレベルではドイツのバイエルンミュンヘンがリーグ戦や国内カップ戦、チャンピオンズリーグ優勝と三冠を達成し、圧倒的な強さを誇りました。
その中でシーズン55得点を叩き出したロベルト・ヴァンドフスキが圧巻の成績を収めましたがなんだか酷ですよね。
そんなレヴァンドフスキですが、欧州サッカー連盟(UEFA)の選ぶ19-20年シーズンの年間最優秀選手賞を初受賞しました。
ドイツのサッカー専門誌「キッカー」は、「ロナウド・メッシ時代の中で、これを受賞できたことを非常に誇りに思うよ」とレバンドフスキの受賞コメントを紹介しています。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
化物クラスの活躍を見せて初めて受賞できるバロンドールですが、クラブは国内タイトルのみでもメッシが受賞すること等その選出方法には疑問の声があがることも少なくはありません。
昨今はというよりか数字としての個人の結果が反映されやすいこともあり、主にFWや攻撃的MFの受賞がやはり多いですよね。
それにしても圧巻なのはC・ロナウドとリオネル・メッシですよね。
恐らくこの2人の記録を上回る選手は今後現れないかと思います。
それくらい大きな怪我をして長期離脱することなく、結果を残し続けていくのは大変な偉業なのです。
すでにベテランの域に入っている両選手ですので今後にももちろん期待ですが、10代で既にW杯優勝を牽引したキリアン・ムバッペ、今まで所属していたザルツブルク、ドルトムントでも傑出したハーランドにも期待していきたいですね。
今季はコパアメリカを獲得したアルゼンチンでの活躍が認められてのメッシの選出となりましたが、無事に開催されればカタールワールドカップで活躍した選手にも大きなチャンスがありそうですね。