管理人のyamato(@YamatoHlb)です。
各国シーズン終了後に行われた今季のチャンピオンズリーグ。
今大会優勝したバイエルン・ミュンヘン相手に8-2という歴史的大敗を喫して以降不穏なバルセロナ。
今までは憶測の域に過ぎませんでしたが、FCバルセロナが恐れていたニュースが報じられています。
なんとリオネル・メッシとの20年以上の関係に大きな亀裂が入ってしまったのです。
メッシはバルセロナに移り住み、選手としても充実したキャリアを送り、ピッチ外でも家族も増え、幸せな生活を送っていましたが、別れを決断したようです。
FCバルセロナに対しメッシに我慢の限界がきており、クラブ退団を望んでいます。
ここ数ヶ月、ここ数年と考えてきて、今後バルサでは満足するキャリアが送れないとメッシは考えているようであり、バルサ退団の可能性が非常に高くなっています。
今回は何故メッシがそのように考えるようになったのか、少しずつ考えていきましょう。
メッシがバルサを退団したい理由
恐らく宇宙人かなんかでなければ彼の数多くの記録を塗り替える選手は今後現れないでしょう。
メッシはバロンドールを6度受賞しており歴代の最高のサッカー選手の1人です。
バルサにいたからこその活躍なのは間違いないですが、それでもメッシがバルサを退団するに至った理由が6つあります。
それは以下の通りとなっています。
- 会長ジョゼップ・マリア・バルトメウ率いる役員達
- エルネスト・バルベルデ解任と後任
- スポーツマネジメントとの不一致
- ルイス・スアレスの状況
- 勝つためのプロジェクトが見えない
- ロナウド・クーマンの就任
会長ジョゼップ・マリア・バルトメウ率いる役員達
誠意ある関係を示してきたように思われますが、実際にメッシは会長バルトメウ率いる役員達に良い感情は持っていなかったようです。
メッシは、複数回の契約更新を行い、一緒に写真を撮ったが、会長バルトメウとその役員達がマネジメントを始めた2015年からはその働き方に納得していなかったみたいです。
そしてここ数シーズンは、クラブへの愛に従ってプレーしていたが、バイエルン・ミュンヘンとの試合が大きなターニングポイントとなっているようです。
エルネスト・バルベルデ解任と後任
メッシは、2004年にデビューを果たしてからフランク・ライカールト、ペップ・グアルディオラ、タタ・マルティーノ、ティト・ビラノバ、ルイス・エンリケ、そしてエルネスト・バルベルデという歴代監督達と良好な関係性を築いて来ました。
バルベルデが監督を務めていた際、チームは、優れたハーモニーを奏でていたにもかかわらず、クラブは同氏の解任を決めており、これは当時も大きな話題となりました。
これに加えキケ・セティエンを後任に選ぶ不可解な判断をしており、メッシ本人も公の場でその不快感を示していました。
スポーツマネジメントとの不一致
長きにわたりメッシは、スポーツマネジメントという部分がクラブの元凶だということを目の当たりしていました。
というのも毎シーズン、完全に間違った補強を行いネイマール放出で手に入れた巨額の移籍金も成果を伴う投資が全くできておりません。
また先日辞任したテクニカル・ディレクターを務めるエリック・アビダルに対して公の場で批判し合うコメントを出すなど、関係が悪化していました。
クラブが自滅し、移籍ウィンドウを迎えるごとにチームとして弱体化しているとメッシは感じていました。
ルイス・スアレスの状況
メッシは、33歳という年齢でもタイトルを獲得したいと考えており、そのためにもクラブに残留するか、異なる環境を求めるかを熟考していました。
そんな中、直近の出来事がメッシの判断に大きな影響を与えています。
リスボンで行われたバイエルン・ミュンヘン戦での大敗は、プライドという面でも大きな打撃となりましたが、メッシの親友であり、共に攻撃を担うパートナーであるスアレスが戦力外通告をされたことに対しメッシは、スアレスのこれまでの功績にはもっと敬意が払われて然るべきだと考えているようです。
勝つためのプロジェクトが見えない
メッシはある程度の覚悟を持って決断をしていたが、新監督ロナルド・クーマンとの新たなシーズンに向けた話し合いを待っていたというのが事実です。
しかし、メッシは、新監督クーマンが提案した構想が不十分だと考えており、もしタイトルを取り続け、フットボール界のトップであり続けるためには、バルサが最良の選択肢だとは考えていないようです。
移籍市場での補強や戦い方などもメッシの心を動かすまでには至っておらず、監督クーマンが勝つためのプロジェクトを牽引できると信じられないようです。
ロナウド・クーマンの就任
新監督のクーマンは就任して以降、ルイス・スアレスやジョルディ・アルバ、セルヒオ・ブスケツやイヴァン・ラキティッチ等メッシと共に戦ってきた選手たちに次々と戦力外通告をしているとの報道がされています。
さらにはクーマンはメッシ本人に向かっても「特権は終わった」と伝えたようです。
メッシ本人は特別扱いをされたいわけではありませんでしたが、OBではあるものの来たばかりのクーマンにそのように言われて怒り心頭だったようです。

メッシの契約解除にはいくら必要?
根も葉もないただの強がりだとは思いますが、スペインの現地誌はFCバルセロナが契約解除金として800億円を求めているなんてニュースを見かけました。
ですがメッシはバルセロナ2017年7月の契約更新時に2021年夏までの契約を結びましたが、それには特別な条項が含まれていました。
それは毎年6月30日の時点でメッシ側が希望すれば、一方的に契約を解除できるという条項です。
今季はコロナウイルスによりシーズンが一時中断となっていた為その判断が後ろへずれ込んだ格好なので契約がすんなり解除できるのか、バルセロナが違約金を求めるのかで今後のメッシのサッカー人生に大きな影響が出ることは間違い無いでしょう。
メッシの気になる移籍先は?
メッシが退団意向をクラブに伝えたとの報道が出て以降さまざまなニュースが飛び交っています。
しかしメッシの現在の巨額の年俸を考慮すると、減額したとしても金銭的に支払いのできるクラブは限られてきます。
そんな経済事情も含めて勝手ながらメッシの移籍先をランキング形式で予想したいと思います。
メッシの移籍先予想
- 🏴 マンチェスター・シティ
- 🇫🇷 パリ・サンジェルマン
- 🇮🇹 インテル
それぞれ予想する要因を解説します。
マンチェスター・シティ
マンチェスター・シティを1番に上げた理由としてはペップ・グアルディオラ監督の存在が大きいです。
両者はペップがFCバルセロナで指揮官をしていた時代に共闘しており、相思相愛の関係があるからです。
また代表でもチームメイトであるアグエロの存在も大きいかもしれません。
いくらメッシと言えど、20年過ごしたスペインとは文化の全く異なるイギリスへ移住するなら気心知れた友人の存在も大きな後押しとなりそうです。
そのアグエロは背番号10を着用していますが、Instagramのアカウント名を「kunaguero10」から「kunaguero」に変更しました。
これはメッシに背番号10を譲る、マンチェスター・シティにメッシが加入することの告知なのでは?とサポーターの中で盛り上がりを見せてるようです。
パリ・サンジェルマン
こちらはバルサ時代に抜群のコンビネーションを魅せていたネイマールが在籍しています。
バルサが混迷し始めたきっかけともいえるネイマールですが、プライベートでもメッシとは仲が良かったようです。
因みにこちらも代表でのチームメイトであるディ・マリアが在籍しており、マンチェスター・シティへ行かない場合でもパリ・サンジェルマンならディ・マリアがいると言った具合で環境への適応にも配慮してくれそうです。
インテル・ミラノ
中国家電量販店大手の蘇寧グループがオーナーを務めるインテル・ミラノは、メッシに4年総額2億6000万ユーロ(約328億円)の巨額年俸を準備している
との報道があり嘘が本当かはわかりませんが一応ランクインさせました。
可能性としてあるかもと思った理由はレアル・マドリードからユヴェントスに移籍したクリスティアーノ・ロナウドの存在です。
彼等は幾度もライバルとしてぶつかっており、国を変えてイタリアでも切磋琢磨しているシーンが見られたら面白いと思います。
まだまだ欧州のトップレベルでのプレーに問題なさそうですし、本人もその気のようですので欧州のクラブのみに限定してみました。

メッシが絶対移籍しないクラブ
移籍先候補も割と扱いが難しいメッシですが、絶対あり得ないのがレアル・マドリードとユヴェントスです。
レアル・マドリード
退団意向を伝えたものの20年の歳月をFCバルセロナが過ごしたのは紛れもない事実です。
そんなメッシが同国の最大のライバルチームへと移籍する理由もありませんし、仮に移籍が実現したらスペインに住めないくらい非難されそうです。
ユヴェントス
ユヴェントスとメッシが直接関係があるわけではありませんが、ここでもやはりあの男が出てきます。
そう、クリスティアーノ・ロナウドです。
クリスティアーノ・ロナウドの約40億という巨額の年俸がある為、ユヴェントスにはとてもメッシにまで手を出している余裕がないのです。
最後に
リオネル・メッシは史上最高のサッカー選手です。
2000年のバルセロナ下部組織に加入した時から長い歳月をFCバルセロナ一筋で過ごしてきました。
このまま引退までいるのも素敵だとは思いますが、今まで計り知れないほどのFCバルセロナへの貢献を考えるとやはり本人の意思を尊重して残り少なくなってきた現役生活を見守って欲しいと個人的には思います。
まぁ何はともあれ今回の移籍市場の閉幕まで何が起こるか楽しみに見守りましょう。